Post-IPOスタートアップの成功事例について考える



■小型上場後に大きく成長するケースも

朝倉:小型上場と呼ばれるような規模感の上場の後に、「第2の死の谷」に直面してしまうのが、日本のスタートアップの課題の1つではないかといった問題提起を我々シニフィアンでも各所でしていますが、一方で、小型上場の後に「第2の死の谷」を乗り越えて成長しているケースもあります。「日本M&Aセンター」は当初200億円弱、「モノタロウ」も2、300億円という規模でしたから。

小林:ここ1、2年で最も株価が伸びた会社の1つである「SHIFT」も、2014年11月の東証マザーズ上場時の時価総額(初値)は158億円と、非常に小さかったですよね、

朝倉:スタートアップの立場から考えると、大きく上場することのメリットは確かにありますし、そういう方法を狙える人たちはオプションの1つとして考えるべきだと思います。一方で小さい規模感での上場を選択する場合、こういった先行事例から得られるヒントもあるのかもしれません。

村上:これだけEC化が進んだ中、例えば「モノタロウ」がECで独占的なポジションを獲得できているのは、かなり早い段階で長期的なトレンドをキャッチして取り組んできたから。それはだいぶ前にIPOをしたにもかかわらず、時価総額の高倍率を今なお維持している会社に共通する明確な特徴だと思います。

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