Post-IPOスタートアップの成功事例について考える

成長し続けている産業に対し、いかに早くから投資をスタートさせたかという要素も感じますね。

小林:もう1つ、面白いと思うのは「ワークマン」。株価が急激に上がり始めたのはプライベートブランド(PB)を展開し始めた2018年頃です。しかもワークマンプラスという高機能商材、例えばゴアテックスのレインウェアなどを安価で提供することで、シティユース、タウンユースの需要を大きく伸ばしました。彼らがもともと持っていた製造分野のネットワークなどを最大限レバレッジして、うまくピボットした例だと思います。

村上:そうですね。それに加え、金融系も多くないでしょうか。金融情報、リース、フィンテックかは別にして、金融やeコマース決済のような領域のプレーヤーが多い印象です。この20年間、日本でも確実に変化が起きた中、安定的に伸びてマネタイズしやすいところが多く残っていますね。20年前の金融業界はボロボロだったはずですから、そこは明らかに大きなマクロのうねりを受けた会社でしょう。

朝倉:考えてみたら、今回基準に置いた1995年は金融ビッグバンが始まった前年ですからね。

■意外に苦戦したモバイル系スタートアップ

村上:金融業界はそこから落ちて2003年に底打ちするような状態でしたね。

逆に、意外に入っていないと明確に思うのはモバイル系。

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