いっぺん死んでやり直そうーー自殺相談で多くの人を救う僧侶の生き様

いっぺん死んでやり直そうーー自殺相談で多くの人を救う僧侶の生き様

大禅師の住職、根本一徹さん

「今年はじめ、子どもの高校受験が近づくにつれ、不安や苛立(いらだ)ちが激しくなってきたんです。友人に相談したら、お寺の住職さんがやっているワークショップがあると。大切なものが見えてくるからとすすめられたんです」

 そう話す愛知県の川上久子さん(仮名、40代)が向かった先は岐阜県関市、田園風景の中に佇(たたず)む大禅寺。住職の根本一徹(僧名・紹徹)さん(46)が迎えてくれた。顔はちょっと怖いけど不思議な安心感があった。

 畳の部屋に案内された。8人の参加者が集まると、根本さんが4つの質問を投げかけた。

「大切な人」

「大切なもの」

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