福島第1原発事故による子どもたちへの"原発避難いじめ"問題「きもい」「菌鬼ごっこ」

福島第1原発事故による子どもたちへの"原発避難いじめ"問題「きもい」「菌鬼ごっこ」

記事まとめ

  • 東京電力・福島第1原発の事故により福島から避難した子どもへのいじめが注目を集めた
  • 文部科学省の調査によると、避難先での児童に対するいじめは'16年度には129件だった
  • 「放射能」や「福島」「賠償金」といった言葉を直接言われることは少ないようだ

「きもい」「けがれる」「菌鬼ごっこ」学校が見過ごした、原発避難いじめ

「きもい」「けがれる」「菌鬼ごっこ」学校が見過ごした、原発避難いじめ

除染作業が行われる福島県内にある学校(2013年6月)

「きもい」「けがれる」「菌鬼ごっこ」学校が見過ごした、原発避難いじめ

アンケート結果が記された学年だより。朋美さんへのいじめの事実を学校も認めていた

 東京電力・福島第一原発の事故によって、福島県から避難した子どもたちへのいじめが注目を集めた。新潟県内に住む中学2年生の鈴木朋美さん(14=以下、名前はすべて仮名)も、いじめを受けたひとりだ。

 文部科学省は’17年3月、原発事故などの影響で避難した児童生徒に対するいじめを調査。翌4月、結果を公表した。それによると、’16年度には129件。このうち、震災や原発事故を理由とする、あるいは関連するいじめは4件。ほかの125件は、直接の関連は確認できていない。

 また、震災から’15年度までには70件、避難者へのいじめがあった。このうち9件が直接、震災や原発事故に関連したものだ。

 原発避難によるいじめというと、「放射能」や「福島」、「賠償金」などの言葉を用いるものもあるが、調査が示すように直接言われることは少ない。朋美さんも関連する言葉を投げつけられていない。

 両親がいじめに気がついたのは’12年10月。朋美さんが小学校3年生の秋だった。下校時に、落としたパーカーを同級生が拾った。朋美さんが「私の」と言うと、その場にいた9人全員が突然走りだした。

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