在宅看取り医が看取った「素直に死を受け入れて、安らかな気持ちで往く」女性のお話

在宅看取り医が看取った「素直に死を受け入れて、安らかな気持ちで往く」女性のお話

写真はイメージです

在宅看取り医の千場純さんは、医師となって40年。そのうち20年以上を在宅医療に力を入れてきました。患者さんにはさまざまな人生があり、命のとじ方があります。これまでに出会った患者さんの心に残ったエピソードを、その方ご本人に語りかける形で紹介してもらいました。「素直に死を受け入れて、安らかな気持ちで往く」享年59歳の女性のお話です。

 病気を受け入れるのは、むずかしいことです。年齢が若ければなおさらのことでしょう。

 ちょっとした風邪だと思って診療所へ行き、レントゲンを撮ったらーーそれはすでに進行した肺がんでした。2年半ほど前のことになります。

 あなたは、いきなりの「肺がん」の宣告をどんなふうに聞いたのでしょうか。そして、それから何度もくり返される抗がん剤や放射線の治療を受け、なにを思って悩み、なにを感じて過ごしたことでしょう。

 2か月あまり入院していた病院から、長年住み慣れた自宅にようやく戻ったあなたですが、肺がんや、脳への転移によってこれから起こる、あまりにもかんばしくない病状変化をそれなりに聞かされていたはずです。

続きは週刊女性PRIME で

1

関連記事(外部サイト)