「子どもの虫歯の有無は親の学歴で決まる」歯のケアは“余裕”に左右されている

「子どもの虫歯の有無は親の学歴で決まる」歯のケアは“余裕”に左右されている

親の学歴と子どもの虫歯のカンケイ

「歯磨きが大切なこと、甘いものが歯によくないことは誰もが知っていることですよね。知識はあっても、それを実行に移す時間的、経済的な余裕がないことが問題です」

 そう話すのは、東北大学大学院歯学研究科の相田潤准教授。歯科公衆衛生学の専門家で、子どもの虫歯の有無に親の学歴が影響していることを明らかにした。 

「健康格差」が乳幼児を容赦なく蝕んでいるという現実。大学院時代、虫歯の分布地図を作成した際に、地方部で多く、都市部では少ない虫歯率に、なぜ? という疑問が湧いたと相田准教授。

「小学校に健康診断に行くと、子どもの健診の結果を話す前から、学校の保健師が“あの子はひどかったでしょう?”と私に話すことがあるんです。しかもそれが当たっている。親御さんのしつけや家庭環境を見て判断しているようで、この経験から所得と口腔内の状態がリンクするのではないかと考えるようになりました」

 厚生労働省が実施した「21世紀出生児縦断調査」から約3万5000人の子どもを対象に、2歳6か月から1年ごとに虫歯の治療を受けた割合を分析。

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