石丸幹二、スタッフが「特別な人」と口をそろえる”たゆまぬ努力”の半生

石丸幹二、スタッフが「特別な人」と口をそろえる”たゆまぬ努力”の半生

ドラマや舞台、コンサート、司会などで大活躍の石丸幹二 撮影/吉岡竜紀

 その男は、犯してもいない罪をきせられ、ただひとり自分を支えてくれる若く清らかな妻と、刑務所のベッドに腰かけている。妻の本当の強さと優しさに気づき、男は静かに愛の歌を歌いあげるのだ。観客席から、熱い拍手が渦のように沸き上がった。

 6月中旬まで上演されていたミュージカル『パレード』は、20世紀初頭のアメリカで実際に起きた冤罪(えんざい)が題材となっている。犠牲となり消えてゆく主人公レオ・フランクを演じたのが、石丸幹二である。

『パレード』初日、レオ・フランクに見えていた石丸は、2週間後には舞台の上でレオ・フランクとして暮らしていた。レオ・フランクその人が生きて動いていた。これが石丸幹二の、役者としての底力である。

 ミュージカルを知る人にとって、石丸は大スターだ。だがそうではない人たちにとってはドラマ『半沢直樹』の敵役、浅野支店長としてブレイクした俳優だろう。

「劇団四季にいたときに浅利慶太さんに言われたんです。俳優たるもの、役をあなたが生きるんだ。あなたの肉体を提供しなさい。すると、その人の息遣いになるし、その人の身構え方にもなる。観客が共感すれば、それは生きていたということになると」

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