【東日本大震災から8年】被災者のトラウマとの向合い方 "津波ごっこ"で癒される子も

【東日本大震災から8年】被災者のトラウマとの向合い方 "津波ごっこ"で癒される子も

記事まとめ

  • 東日本大震災を経験した子の中には、「津波ごっこ」でトラウマを癒やす子もいたという
  • PTSDは阪神大震災が契機となり注目され始めたが、医療機関に行くまで年月がかかる事も
  • 東日本大震災を機に発足した災害派遣精神医療チームは、御嶽山の噴火でも出動した

「津波ごっこ」でトラウマを癒やす子も、被災者の深すぎる“心の傷”との向き合い方

「津波ごっこ」でトラウマを癒やす子も、被災者の深すぎる“心の傷”との向き合い方

閖上で製作した映画について解説する桑山医師

心的外傷後ストレス障害(PTSD)が日本で注目されるようになったのは、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災がきっかけだ。PTSDを発症しても、医療機関にたどり着くまで年月がかかることは珍しくない。なかには、東日本大震災の報道によって阪神・淡路大震災を思い出し、眠れなくなる人もいた。

 一方、東日本大震災をきっかけに、2013年、災害派遣精神医療チーム(DPAT)が発足。翌年、広島市の大規模土砂災害や御嶽山の噴火で初めてチームが出動した。最近は、西日本豪雨や北海道胆振東部地震で活動している。

 戦争や犯罪、事故、性暴力、自然災害など大きなストレスを受ける出来事によって、心に深刻な傷が刻まれることがある。すると、気持ちが高ぶったり、無感覚になったり、不眠になったりする。子どもだとなおさらだ。東日本大震災では津波がきたと言って隠れたり、おもちゃの街並みを壊したりする「津波ごっこ」をする子どもが多く見られた。

 災害をめぐり心のケアの現場はどうなっているのか。

 心療内科医の桑山紀彦さん(56)は、自身のクリニックで診療する傍ら、NPO法人『地球のステージ』の代表理事として、60か国以上の紛争・災害現場で医療支援を行ってきた。

続きは週刊女性PRIME で

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