吉田沙保里が「かわいい」を磨き始めたら叩く人々、裏にあるヤバい刷り込み

吉田沙保里が「かわいい」を磨き始めたら叩く人々、裏にあるヤバい刷り込み

吉田沙保里

「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。ライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

 アテネ、北京、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得し、あまりの強さに“霊長類最強女子”とうたわれた吉田沙保里(以下、吉田サン)がバラエティー番組に進出し始めたころ、とてもイヤな予感がしたものです。

 テレビが知名度のある人、話題性のある人にオファーをかけるのは当然で、だからこそ、偉業を成し遂げた好感度女王・吉田サンにもお声がかかるわけですが、吉田サンの扱われ方から見るに、すぐに炎上女王になることは想像に難くなかったからです。

 吉田サンに限らず、女性アスリートがバラエティー番組に出演すると、恋愛ネタを要求されます。あれだけのアスリートですから、自由になる時間は少なく、恋愛もしにくいでしょう。当然、実らなかった恋愛の話が多くなるわけですが、女子アナやタレントなど“キレい職”の女性は、アスリートの恋話に「かわいい!」と言うことがよくあります。一途な姿がかわいらしいとほめていると解釈する人もいるでしょうが、ひねくれ者の私は思うのです。キレい職のみなさん、人気女優が恋愛や失恋の話をしても「かわいい」とは言いませんよね?

「かわいい」という言葉は、造形の美しさ、愛らしさをほめる言葉として使われることが一般的ですが、赤ちゃんや子犬など自分より「弱いもの」「未熟なもの」を表現するときに使うこともあります。バラエティーの共演者が吉田サンに言う「かわいい」は、私には後者に感じられたのです。ここで言う「かわいい」とは、競技中心の生活をしていて、おしゃれや恋愛は初心者。そんなあなたが健気に頑張っていて偉いという、少しの見下しを含んでいるのではないでしょうか。

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