向井理、俳優生活14年目「役者をやってるうえでは損してると思うことのほうが多い」

向井理、俳優生活14年目「役者をやってるうえでは損してると思うことのほうが多い」

向井理 撮影/齋藤周造

俳優生活14年目。これまでドラマ、映画で数多くの話題作に出演し、人気俳優としてスター街道を歩んできた向井理さん。多忙な中で演技者として大切に取り組んできたのが、「修行だと思っている」という舞台。7月11日からは、熱狂的なファンを持つ劇作家・赤堀雅秋の新作舞台『美しく青く』に主演する。稽古に入る前の向井さんに、念願だった赤堀作品に初参加する気持ちや舞台に出演する理由、演じることなどについて、率直な思いを聞いた。

「赤堀さんの作品を最初に見たのはスズナリで上演された『葛城事件』だったと思います。それから観客としてずっと見てきて、赤堀さんの作り出すリアルな世界観が好きです。日常を描いていく中で何かちょっと歯車がズレて、それで人間関係が破綻して。その生々しさと、崩壊したときに出てくる本性とか、抑えていた感情が爆発する瞬間を繊細に描いている会話劇で。人の不幸は……じゃないですけど、そういう傷ついて奔走してる人って、滑稽な面白さもあるし、共感できるところもどこかあったりして。日常の延長線上にある非日常が見ていて面白いと思いますね。

 でも、そういう舞台に出る側はやっぱり大変で、僕も経験がありますけど、すごくきつくて、うなされたり(笑)。見るのとやるのとでは、こんなに違うものかっていうぐらい。動物園の檻の中に入るような気持ちですから、単純に楽しみだなっていう感じではないです。

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