アメリカ南部の伝統的な朝食 マヨネーズビスケット

アメリカ南部の伝統的な朝食 マヨネーズビスケット

温かいうちにバターやジャムを塗っていただきます。食事パンとしてスープやサラダに添えても! 撮影:公文美和

マヨネーズを卵と油脂のかわりにしたビスケットは、アメリカ南部の朝食の定番。鉄製のスキレットなどを使って周りはパリッ、中はしっとりふんわりと焼き上げます。菓子文化研究家の原亜樹子(はら・あきこ)さんがその来歴と特色を紹介します。




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\r\n■合理的な発想から生まれたビスケット\r\n


アメリカのビスケットは、ふっくらとした無発酵ブレッド=クイックブレッドで、おやつではなく朝食に食べるものです。その昔、入植者が携帯した船旅用のビスケットや堅パンが始まりといわれ、アメリカ各地で食べられていますが、特にアメリカ南部の朝食には欠かせません。焼きたてのアツアツに、生ソーセージを炒めた油とミルクでつくるグレイビーを添えたり、フライドチキンをはさむのが定番。シンプルにバター& ジャムでもおいしいです。



ビスケットには、クリームからバターを取り出したあとに残る液体・バターミルクを使う「バターミルクビスケット」、ベーキングパウダー、重曹、イーストを入れることで天使の羽のような軽やかな食感に仕上げる「エンジェルビスケット」など、たくさんの種類があります。なかでも手軽なのは、今回ご紹介する「マヨネーズビスケット」。

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