たどり来て いまだ道半ば

井山さんはこれから年平均で2・5個のタイトルを獲得していけば、羽生九段のペースにほぼ並びますね。



しかし、近年はAIの登場で布石研究や形勢判断の質が向上し、これまで年長者が優れていると思われていた大局観の優位性が薄まりました。若い人が有利な読み合いが結果に直結しやすいのです。



羽生九段の記録と比べれば、井山さんはまだ半分。将棋の升田幸三実力制第四代名人の名言をもじらせてもらえれば「たどり来て いまだ道半ば」と言えるでしょうか。



※段位・タイトルはテキスト掲載当時のものです。



■『NHK囲碁講座』2021年6月号より

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