中盤力をつけるには棋譜並べがオススメ

中盤力をつけるには棋譜並べがオススメ

佐藤天彦名人 写真:藤田浩司

10月からは佐藤天彦(さとう・あまひこ)名人が講師を務める講座「天彦流 中盤の読みとき方」がスタートします。一般的に難しいとされる中盤における考え方を、今までにない表現・視点で楽しくお伝えしていきます。佐藤名人オススメの中盤力をつける方法は「棋譜並べ」だとか。




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中盤戦に強くなるためにはどうすればいいのでしょうか。まずはこの講座を半年間読んでいただくことですが、他のおすすめの勉強法を聞かれたら、「棋譜並べ」と答えます。



強い棋士の棋譜を何十局、何百局と並べていくと、その棋士の長所が自然とあなたに乗り移ってきます。例えば中原誠十六世名人の将棋を並べれば、手厚さが身につくでしょう。また中原先生でも晩年の将棋を並べれば、軽い攻めが習得できると思います。棋士も棋風が変わることがあるので、「あ、この時期から将棋が変わってきた」と気づくことがあるかもしれません。それも楽しみの一つだと思います。



棋譜を並べるときに大事なのは、一手ごとに立ち止まらずにドンドン進めていくこと。もちろんじっくり考えることが悪いわけではありません。でも、あまり頑張りすぎると疲れてしまうし、そうなると長続きしないですよね。



大事なのは感覚をつかむことです。一つ一つの手の意味を理屈で覚えても、実戦で応用するのは簡単ではないでしょう。ただし、たくさんの棋譜を並べていれば、多くの選択肢がある局面でも、何となく感覚で指せるようになります。

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