半世紀を迎えた「東急将棋まつり」

半世紀を迎えた「東急将棋まつり」

この日一番の注目を集めた、羽生善治三冠と郷田真隆王将というタイトルホルダー同士の記念対局。写真/ 藤田浩司

半世紀を迎えた「東急将棋まつり」

大盤解説をする谷川会長。アシスタントを務める奨励会員は緊張しきりであった。

毎年恒例の「東急将棋まつり」は今年で節目の50回を迎えた。夏真っ盛りの8月6日から9日までの4日間、東京・渋谷の東急百貨店で開催された。席上対局や指導対局、書籍・CDサイン会など内容は盛りだくさん。その初日の様子をレポートする。




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\r\n■一流棋士の技を堪能し、たっぷり将棋にひたる楽しさ!\r\n


「私が5歳のときに始まったと思うと、感慨深いですね。小学3年生のときに、初めて神戸から東京に出てきて、東急(日本橋)の将棋大会で小学生の部で優勝し、それがプロ入りのきっかけ、自信になりました」



そんな風に自身の思い出を振り返って挨拶をしたのは谷川浩司日本将棋連盟会長だ。50回記念となるテープカットを終えると、今年も東急将棋まつりの幕が開けた。



席上対局のオープニングを飾ったのは、恒例の「開幕新鋭戦」。梶浦宏孝四段と野智史四段が登場し、居飛車同士の対局は横歩取りに。横歩取りの歴史を優雅な語り口で紹介する谷川会長の解説で進んだ一戦は、主導権を握った先手の野四段が攻め続けて勝利となった。



その後、木村一基八段、長沢千和子女流四段、塚田恵梨花女流2級の指導対局などを経て、会場も少しずつ人出でにぎわってきた。近年の将棋人気を示すように、会場には老若男女、幅広い層が来場している。もちろん熱心な将棋ファンも多い。家族で来場していた長澤一世くんは、北海道在住で小学2年生。

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