ピラミッド建造の労働者を支えたダイコン

おなじみの野菜かと思いきや、知っているのはほんの一面。世界のあちこちから、隠れたダイコン話を掘り出してみました。




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\r\n■古代エジプトでも食べられていた!?\r\n


紀元前2700〜2200年ごろ、古代エジプトでは、ピラミッドを建造していた労働者たちが、ダイコンを食料にしていました。ピラミッドの碑文にそう書かれているそうで、タマネギなどとともに、労働者のエネルギー源になったのですね。



古くは薬草で、古代ギリシャやローマでは、神様への供え物にも使われたというダイコン。今では、消化を助ける酵素やビタミンCを多く含むことが知られ、日本には「ダイコン好きの医者いらず」ということわざもあるほど。刺身のつまにダイコンが多いのも、殺菌効果が期待されているからです。(編集部)


\r\n■ピーターが食べていたのはニンジンじゃなくてダイコン!?\r\n


イギリスの有名な児童文学『ピーターラビット』。ピーターはマクレガーさんの畑に忍び込んで野菜を失敬しますが、ハツカダイコン(ラディッシュ)もその一つです。その場面の絵を見て、ニンジンだと勘違いしている人も少なくありません。



日本では、ラディッシュというと丸くて小さなものを思い浮かべますが、世界には、形も大きさもさまざまなハツカダイコンがあるのです。(京都産業大学教授 山岸 博〈やまぎし・ひろし〉さん)



■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2016年12月号より

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