マンションのベランダで園芸をしてもいいの?

マンションのベランダで園芸を楽しむためには、どんなことを知っておくべきなのでしょうか。今回は、法律のことなども含め、真正面からこの問題について考えます。




* * *



\r\n■ベランダは避難経路という認識が必要\r\n


十分なスペースがなくても園芸を楽しみたい、そう考える人は多いでしょう。なかでも、マンションなどの集合住宅で園芸を行おうとすれば、ベランダやバルコニーなどのスペースを有効に活用したいと考えるのは当然のことかもしれません。一方で「マンションのベランダで植物を育ててはいけないらしい」というような話も耳にします。



そもそも、マンションなどのベランダで園芸はしてもいいのでしょうか? やはり法的なルールなどがあるのでしょうか?



そこで、総務省消防庁予防課に、ベランダでの園芸作業に関して、法律的にどういう禁止事項があり、どのように指導しているのか聞いてみました。



「バルコニーやベランダなどは、避難経路としての役割を有しているものがあります。その場合は各戸を仕切る隔壁など(パーテーション)の近くには、避難上支障となる物品を置いたままにしないこと、パーテーションは簡単に開放・除去・破壊で迅速に避難できるようにしておくこと、この2点を消防法令の中で求めています。



このようなことは、日ごろの点検や消防訓練などにおいて周知しています」



バルコニーやベランダは、マンションなどにおいては「共有部分」として扱われていることは、ご存じのとおりです。そして、災害時には避難経路として機能しなくてはいけないわけです。なので、その機能を確保するように「指導している」という回答でした。



もちろん、上下階の避難経路となる避難ハッチの上下に物を置くことも、禁止されています。



取材・文/渡辺ロイ



■『NHK趣味の園芸』2017年4月号より

1

関連記事(外部サイト)