観戦記者が振り返る 藤井聡太四段の連勝フィーバー

観戦記者が振り返る 藤井聡太四段の連勝フィーバー

撮影:後藤元気

観戦記者の後藤元気さんが将棋の話題を綴る連載「渋谷系日誌」。今月は、藤井聡太四段が連勝記録を伸ばしていたときの過熱報道について振り返ります。




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いやはや、連勝中の藤井聡太四段の過熱報道はすさまじかった。テレビは連日あらゆる情報を伝え、新聞社は記録更新で号外を出す。居酒屋に入ればそのへんのアンチャンが指で目じりと眉毛を下げて「藤井四段」と顔マネをしていたりと、とにかく大変な騒ぎでした。



そんなある日。熱烈な三浦弘行九段ファンの女性に誘ってもらい、東京・上野の鈴本演芸場に落語を聞きに行ってきました。他にも猛烈な木村一基九段ファンの女性、情熱的な藤井猛九段ファンの男性、「(自称)若手の青田買いに定評がある」というおじさんなどが参加。まあ僕も、立派なおじさんなんですけれどね。寄席は4時間に及ぶ長丁場ながら、それを感じさせない面白さでした。演目も落語だけでなく、マジックやギター漫談など盛りだくさん。



そうそう、紙切りの林家楽市さんはお客さんのリクエストに応えて切ってくれたんです。そこで連れの1人が「藤井聡太!」と言ったら、当たり前のようにハラリサラリで、ハイ完成しました。せっかくなので実物をご覧いただきましょうか。



どうです? ちょっと前傾姿勢になっている感じとか、藤井四段らしさが出ていると思いませんか?



ちょっと気になるのはハラヒレハレしている相手。

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