肩こりの原因にもなるストレスを上手に解消しよう

日常生活の中で感じるストレスは肩まわりの筋肉を緊張させ、血流を悪くし、肩こりの大きな原因となります。東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座長、特任教授の松平 浩(まつだいら・こう)さんが、ストレスへの対処法を教えてくれました。




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\r\n■ストレスから起こる脳機能と自律神経系の不具合\r\n


「楽しい」「心地よい」と感じているとき、私たちの頭の中ではドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。ドーパミンは、わかりやすく「幸福ホルモン」「快楽ホルモン」とも呼ばれる物質です(厳密には、ホルモンではありません)。逆に、不安や不満、恐怖といったストレスの多い状態や否定的な感情の強い状態が続くと、ドーパミンが分泌されにくくなります。



ドーパミンの分泌低下は、セロトニンという神経伝達物質(もう1つの「幸福ホルモン」)の分泌低下をももたらします。セロトニンは感情のコントロールに関わって心のバランスを整える作用があり、睡眠の質やリズムに関与するメラトニンというホルモンの材料にもなります。このため、セロトニンが不足すると気分が沈んだり、睡眠障害に見舞われたりします。これが「ストレスによる脳機能の不具合」です。



ストレスによる脳機能の不具合が起こると、自律神経系のバランスも乱れて、頭痛、動悸(どうき) 、胃腸の不調、手足の冷えなどの症状が現れます。

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