3人の永世名人

3人の永世名人

左/森内俊之九段、右/谷川浩司九段 撮影:河井邦彦

第68回NHK杯戦3回戦第1局は、森内俊之(もりうち・としゆき)九段と谷川浩司(たにがわ・こうじ)九段という永世名人資格者同士の対局となった。鈴木宏彦さんの観戦記から、序盤の展開を紹介する。










* * *



\r\n■永世名人のそろい踏み\r\n


十七世名人資格者の谷川が十八世名人資格者の森内と戦い、その対局を十九世名人資格者の羽生善治竜王が解説する。3人の永世名人のそろい踏み。なんとも豪華な顔ぶれである。対局日朝の控え室は緊張感に満ちていた。羽生竜王にはNHKテレビの密着取材がついていて、全員主役の雰囲気である。



▲7七銀は矢倉模様の出だしだが、谷川は△7四歩(1図)と突いて急戦含みの駒組みを進める。これが現代の矢倉だ。対する森内は素早い▲4六角(2図)で後手の駒組みを牽制(けんせい)する。






\r\n■谷川の積極策\r\n


過去の対戦成績は森内の34勝28敗。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)