伊田篤史八段と村川大介八段、遅すぎた初対決

伊田篤史八段と村川大介八段、遅すぎた初対決

左/伊田篤史八段、右/村川大介八段 撮影:小松士郎

第66回NHK杯3回戦 第5局は伊田篤史(いだ・あつし)八段(黒)と村川大介(むらかわ・だいすけ)八段(白)の公式戦初手合となった。丹野憲一さんの観戦記から、序盤の展開を紹介する。




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\r\n■遅すぎた初対決\r\n


昨年、井山裕太NHK杯の一強体制が崩れ、若手の台頭が期待される今年の囲碁界。



歴代の七大タイトル獲得者で井山より年下なのは、三人しかいない。そのうちの二人が村川大介八段と伊田篤史八段だ。



村川は2014年、当時六冠を保持していた井山から王座位を奪取。そして伊田は15年、高尾紳路十段(当時)を破り十段位を獲得。入段からタイトル獲得までの年数最短記録にもなった。また、伊田はその年、史上最年少の20歳でNHK杯優勝も果たしている。



当時は新たな時代が始まるかと思われたが、両者とも獲得の翌年に井山からタイトルを奪われ、七冠達成を許すことになる。



ともに最近結婚し、公私ともに最も充実した時期を迎えている両者。対戦成績が気になるが、驚くことに今回が公式戦初手合だ。

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