羽生善治九段、7年ぶりのNHK杯優勝

羽生善治九段、7年ぶりのNHK杯優勝

撮影:河井邦彦

平成最後の年に、11回目のNHK杯将棋トーナメント優勝を果たした羽生善治九段。勝利後のインタビューをお届けする。




* * *




――今回、7年ぶりの優勝でした。



羽生 もうそんなにたつんですね。決勝を戦う感覚自体忘れていたので、ある種の緊張感がありました。



――昨年末、竜王位を失って九段を名乗ることになりましたが「まだまだ健在だぞ」とアピールしたい思いは強かったでしょうか。



羽生 いえ、そこは平常心で。タイトルを持っていても持っていなくても棋士としての課題は不変ですし、藤井聡太さんをはじめ若い人たちが活躍する現状にも変わりがありませんから。年度末によい結果を出せたことで、前を向いていける気持ちになりました。



――準決勝までを振り返ると?



羽生 展開がめまぐるしく、局面についていくのが大変という将棋が多かったです。最近は特にそういう傾向が強いのですけれど。



――決勝戦の対局前の心構えは。



羽生 持ち時間が短い中で、集中力を切らさずにやれればと思っていました。

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