桑原陽子六段、知念かおり六段との友情の詰まった一手

桑原陽子六段、知念かおり六段との友情の詰まった一手

撮影:小松士郎

桑原陽子六段は、遅咲きながら男性と一緒の一般枠での入段を果たし、悲願のタイトルも獲得。温かく優しい気持ちにさせてくれる笑顔の持ち主でもあります。今回は、友情の詰まった「一手」を語っていただきました。




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\r\n■一緒にタイトル戦を打とうね\r\n


私は、囲碁を覚えてから通っていた当時の「木谷会」で、小林光一(名誉棋聖)先生に声をかけていただき、弟子入りしました。師匠の光一先生と、亡くなられた小林禮子(七段)先生には本当に親のように温かく見守っていただき、支えていただき、そのおかげで今があると感謝しています。院生になってから、男性と一緒の一般枠で入段できるまで、次点が続いたりして長い時間がかかったのですが、今振り返ると、自分に足りないものを考えるいい時間になっていたなと思います。



その院生のときからずっと仲良しだった知念(かおり)さんとの女流本因坊戦の第1局から、今回の一手を選びました。



知念さんと初めて会ったときのこともよく覚えています。お名前は存じていたのですが、知念さんは東京に出てきた心細さもあったかもしれないのに、ひまわりのような笑顔で、明るい印象で、会った瞬間から大好きになりました。

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