平成生まれ初の棋士・豊島将之王位・棋聖

平成生まれ初の棋士・豊島将之王位・棋聖

撮影:河井邦彦

平成の将棋界はどのように動いてきたのか。平成の将棋界をどうやって戦ってきたのか。勝負の記憶は棋士の数だけ刻み込まれてきた。連載「平成の勝負師たち」、2019年6月号には豊島将之王位・棋聖が登場する。




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とても同じ奨励会三段の将棋とは思えなかった。別世界の強さだった。自分の対局相手は忘れていたが、隣で指していた豊島の将棋はハッキリ覚えている。



13年前の三段リーグ最終日、1局目。三段リーグでは東西の三段が半年間で18回戦を指し、上位の2名が四段になることができる。恒例として最後の2局は、東京の将棋会館で一斉に行われるのだ。



豊島は自力2番手、相手の三段は4番手という直接対決だった。

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