シンプルなのに衝撃のおいしさ! 坂田阿希子さんの汁なし担々麺

シンプルなのに衝撃のおいしさ! 坂田阿希子さんの汁なし担々麺

撮影:野口健志

暑くなると食べたくなる辛い担々麺。坂田阿希子(さかた・あきこ)さんが、豚肉を包丁で細かくたたいた本格的な汁なし担々麺を教えてくれました。




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日本で担々麺といえば、ごま風味の白濁したスープの辛い麺、というイメージだが、中国では汁のない担々麺しかないという。



そもそも「担担」とは「天秤(てんびん)棒」のことで、天秤棒の片方にはお茶碗(わん)を、片方には麺や具材をつるし、担いで売り歩いていたものだそう。



かなり前になるけれど、知り合いの中国の主婦の方が水ギョーザを教えてくれることになった。そのときにおまけでつくってもらったのがこの「汁なし担々麺」。



ひき肉を使わずに肉をたたいて炒める。それもかなりカラカラになるまで。このカラカラ味つけ肉が中国ではいろんな料理に登場するとか。数種類のせん切り野菜の真ん中にこのカラカラ肉を盛りつけ、ザックリ混ぜたサラダも用意してくれた。

手づくりラーユをベースにしたたれを器の底に入れ、ゆでた麺、カラカラ肉と薬味。これをよーく混ぜて食べるのだけど、初めて食べた汁なし担々麺の味わいは衝撃的で、舌にしびれる花椒(ホワジャオ)やカラカラ肉の歯ごたえ……こんなにシンプルなのに、なぜこんなにもおいしいの?と感激したものである。

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