多様性の国インドネシア “チャンプル文化”を体現する大使夫人のおもてなし

多様性の国インドネシア “チャンプル文化”を体現する大使夫人のおもてなし

お祝いごとがある家の近所の女性たちが集まり、協力し合ってつくるのが習わし。左に置かれているのは、ごはんの型。撮影:安倍まゆみ

「今日はようこそ! インドネシアのチャンプル文化を感じていただけたらうれしいです」と、インドネシア共和国大使夫人ラトナ・ミラ・タスリフさん。「チャンプル」はインドネシア語で「混ぜる」という意味。なぜか沖縄の言葉と似ているのが興味深いですね。多民族国家インドネシアの大使夫人ならではのおもてなしのエッセンスを教えてもらいました。




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1万4千以上もの島々が連なるインドネシア。地域ごとに異なる文化を持ち、300を超える民族が暮らす多民族国家です。大使夫人、ラトナさんのおもてなしは、まるでインドネシアをめぐる小旅行のよう。この国の多様な魅力をぎゅっと凝縮して、ゲストの五感を刺激します。



例えば、料理。「インドネシアの料理は地域性が強く、スパイシーなパダン料理、辛いシーフードが多いマナド料理、牛肉はあまり食べないバリ料理など、味も食材もバラエティーに富んでいるんです」と、ラトナさん。



テーブルに用意されたのは、「トゥンパン」という祝い膳。円すい形のごはんを中心に、数種類の料理を盛り合わせるのが定番の大皿料理です。そこにインドネシア各地の料理を並べたところが、ラトナさん流のおもてなしアイデア。

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