「禅式おそうじ術」の極意

「禅式おそうじ術」の極意

イラスト:北村 人

禅の修行道場で長年受け継がれてきた「型」や、禅の精神を取り入れて、そうじをしやすくしたのが、「禅式おそうじ術」。その5つの極意を、曹洞宗八屋山普門寺副住職の吉村昇洋(よしむら・しょうよう)さんが紹介します。




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\r\n■「今、ここ」に意識を向ける\r\n


禅においては、「今、ここ」にある現実が大切。先のことを心配したり、過ぎたことを気にしたりするのは、現実にありもしないことを考える「妄想(もうぞう)」である。妄想で頭をいっぱいにせず、今、ここでそうじすることだけを意識すべし。


\r\n■考えるより、行動する\r\n


禅の修行で重要なのは、ただ行動あるのみ、とする姿勢である。そうじをする前に「面倒だな」などと考えても、実際にそうじを始めれば、面倒と思う間もなく終わるもの。頭で考える前に、サッサと体を動かすべし。


\r\n■すばやく行う\r\n


そうじや食事など、生活すべてを修行とみなすのが禅であるが、基本にあるのは坐禅である。坐禅の時間を確保するために、ほかの修行は早く終わらせるのが鉄則。スピーディーに動けば、余計な考えが入り込む余地もない。

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