貧乏人のキャビア? 世界の清貧レシピ

貧乏人のキャビア? 世界の清貧レシピ

「貧乏人のキャビア」こと、なすのキャビア 撮影:野口健志

外国にも「安いほうがおいしい料理」はあるのかしら? 世界を旅する料理研究家・荻野恭子(おぎの・きょうこ)さんに尋ねると「その土地にある素材で、日々家庭で食べられている料理がいちばんよ!」とのお言葉。各国のとびきりおいしい庶民派料理を教わりました。




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\r\n■世界の清貧レシピって?\r\n


b子(以下b) 荻野さーん。ヨーロッパには「貧乏人のキャビア」なんて、おもしろい名前の料理があると聞きました。どんな料理か知りたいです。というか、食べさせてほしいでーす!



荻野さん(以下荻) まぁ突然ね。でもいいわよ、家にあるものですぐにできるから、つくりながらお話ししましょう。



b あれれ、「キャビア」なのになすを使うんですか?



荻 そう。細かく刻んだなすを炒め煮にしたり、焼きなすをたたいてペースト状にしたりする料理です。なすはインド原産で、ヨーロッパから中東と広く食べられているから、こういう料理は昔から各国にあったの。確かに黒い皮がつぶつぶしたキャビアのようだから、産地のロシアの人や、キャビアを食べたフランスの都市部の人たちがユーモアを込めて「貧乏人の」と名付けたのかもしれませんね。

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