「将棋界をより良い世界にするために」将棋連盟会長、佐藤康光九段の覚悟

「将棋界をより良い世界にするために」将棋連盟会長、佐藤康光九段の覚悟

写真:河井邦彦

平成の将棋界はどのように動いてきたのか。平成の将棋界をどうやって戦ってきたのか。勝負の記憶は棋士の数だけ刻み込まれてきた。連載「平成の勝負師たち」、2020年1月号には佐藤康光(さとう・やすみつ)九段が登場する。




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\r\n■棋士は個性が強い\r\n


2017年2月、トッププレイヤーの佐藤康光が日本将棋連盟の会長に就いた。その背景には「将棋ソフト不正使用疑惑騒動」が絡んでいた。





「いずれは運営をと考えていた。ただ、40代とは思っていなかった。当時、私は棋士会の役員をしておりましたが、棋士の意見をまとめること等、何もできずに責任を感じていました」



将棋界を揺るがす大騒動。矢面に立つ覚悟はできていたのだろうか?



「少しずつ前に進められればと考えていた。ただ実際に私が会長に就任したときは、当時の役員の皆さまが解決に向けての課題、問題をほとんど進められておられ、私はそれにのっとり手順を踏んでいくという感じでした」



会長になって生活は一変したという。

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