「自分もここに並ぶのかとビビりました(笑)」 第69回NHK杯選手権者・深浦康市九段インタビュー

「自分もここに並ぶのかとビビりました(笑)」 第69回NHK杯選手権者・深浦康市九段インタビュー

撮影:河井邦彦

第69回NHK杯は、稲葉陽八段との決勝戦の末、深浦康市(ふかうら・こういち)九段が初優勝を飾った。優勝者インタビューをお届けする。




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――一局を通しての感想を。



「本局は一貫して強い手を通せました。7図での▲9五角〜▲5八飛は悩んだ末の決断だったので印象に残ります。終盤は後手陣の急所を突く手があり、自然によい手が指せました。稲葉さんの気合いも強く感じられて、

すばらしい臨場感の中で対局できたのはうれしかったです」



――優勝した瞬間は?



「子どものころ、長崎でNHK杯を観ているときに、優勝する棋士はどんな人だろうと思った記憶があります。実際に優勝を争う場に立つことができ、夢の中にいるようでした。いつも心配してくださる長崎、九州の皆さんに報告、交流できるのを楽しみにしています。弟子の佐々木大地も本戦に出てくるようになり、師匠が頑張っている姿を見せることができたのも、大変うれしいことです」



――第69回NHK杯戦を振り返ってください。



「過去のNHK杯戦では、気持ちが入りすぎてミスをすることが多かったです。

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