観戦記者が観た 棋聖戦の舞台裏

観戦記者が観た 棋聖戦の舞台裏

観戦記者が観た 棋聖戦の舞台裏の画像

観戦記者だからこそ目にすることができる棋士の姿があります。対局場の内外での様々な出来事を綴る「観戦記者の独り言」。2020年5月号では、村上深さんが棋聖戦の舞台裏エピソードを披露してくれました。




* * *




僕が囲碁を覚えてから25年がたちました。プロを志したこともあり、それなりにディープなところで囲碁の世界を過ごしてきたとの自負はあります。しかし、囲碁をなりわいとしたのはここ4年ほどで、観戦記者としてはわずか1年ちょっと。まだ囲碁の世界ではペーペーと言ってよいでしょう。



そんな僕が、棋聖戦第1局の観戦記を担当することになりました。タイトル戦は最も大きなひのき舞台。対局者の雰囲気や表情、舞台の裏側の様子。どんなことを目の当たりにできるのかな、とワクワクした気持ちが湧いてきます。



小学生の頃の、遠足前の気持ちを思い出しながら、早めに会場入り。すでに新聞社の方や日本棋院の方が取材、中継の準備で忙しそう。多くの人が関わっているイベントなのだ、と実感します。



1日目が終わって、関係者で夕食を囲んでいると、なんと挑戦者の河野臨九段が登場。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)