韓国から始まったeスポーツの熱狂

<一般スポーツにも負けないゲーム競技の、人気の火付け役は「スタークラフト」>

7月末、ニューヨークのバークレイズ・センターに新タイプのアスリート数十人が集った。彼らの競う種目は......ビデオゲーム「オーバーウォッチ」だ。

ブリザード・エンターテインメント社の大ヒット作であるこのオンラインシューティングゲームのファン1万人以上も詰め掛け、国際プロリーグ「オーバーウォッチ・リーグ(OWL)」を見守った。最終戦を戦ったのは、フィラデルフィア・フュージョンとロンドン・スピットファイアーの2チームだった。

eスポーツと呼ばれるコンピューターゲーム競技は、この10年で急拡大している。オランダの調査会社ニューズーによれば、市場規模は昨年の6億9600万ドルから、2020年までに15億ドルに倍増するとみられている。

とはいえ、eスポーツが一夜にして成功を遂げたわけではない。そのルーツは数十年前にさかのぼる。

カリフォルニア州に本社を置くゲーム制作会社ブリザードは91年、マイク・モーハイムと数人の開発者によって設立された。「オーバーウォッチ」のほか「ウォークラフト」「ハースストーン」「ディアブロ」などのヒットで、20年以上にわたりeスポーツのトップに君臨。ただし、その躍進は完全なる偶然で、それもモーハイムの思いもよらない場所で始まった。

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