先延ばし癖は脳の構造のせいかも

<物事をすぐに実行せずグズグズ後回しにする人は、脳の2つの部位に特徴があることが最新研究で判明>

物事をすぐ実行に移す人と、先延ばしにする人。両者の違いはどこからくるのか? 最新研究によれば、脳の特定部位に関係しているらしい。

独ルール大学ボーフム校の研究者らは、脳と性格の違いを明らかにするため264人を調査。サイコロジカル・サイエンス誌に8月に掲載されたこの研究では、やるべきことにすぐ取り組めるかどうかに影響を与える脳の2つの領域が特定された。

「すぐ実行派」か「先延ばし派」かを見極めるため、被験者には実行制御能力(思考や行動を制御する認知システム)を測定するテストを受けさせた。さらにMRI(磁気共鳴映像法)を用い、脳の特定領域の大きさや連結などを調べた。

脳の中でもアーモンド形の扁桃体は感情の形成で重要な役割を果たすが、この部位が大きい人は行動制御力が弱かった。加えて、扁桃体と前帯状皮質背側部との連結も、あまり顕著ではなかった。

前帯状皮質背側部は扁桃体から情報を受け取り、行動を決定するのを助ける。また、その行動にあらがう感情を抑えることで、選択した行動がうまく実行されるようにする。

一方、扁桃体は行動がもたらす結果を想定するだけでなく、悪い結果を警告する役割もある。

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