中国マネーはアフリカをむしばむ麻薬なのか

<巨額投資の「思惑」を警戒し過ぎる必要はない――地域の発展と世界経済の起爆剤にするための方法>

9月3〜4日に北京で開催された中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)で習近平(シー・チンピン)国家主席は、アフリカに3年間で600億ドルの経済支援を行い、最貧国の債務返済を一部免除すると表明した。前回15年のFOCACで表明した支援と同額で、アメリカの対アフリカの融資や投資を大きく上回る。

FOCACは00年から3年に1回、中国がアフリカ諸国の首脳らを招いて開催している。当初はアフリカ経済の小さなプレーヤーにすぎなかった中国だが、今や中国とアフリカの貿易額は2000億ドル近くに上る。

中国からの経済支援は00〜11年で750億ドル。OECD(経済協力開発機構)開発援助委員会の試算では、同期間の対アフリカ支援の総額は4040億ドルで、約20%を中国が拠出した計算になる。

アメリカも同期間に中国を上回る900億ドルの支援をしたが、アフリカで人気が高いのは中国からの支援だ。

欧米の支援は現金や資材の直接のやりとりが中心なのに対し、中国の支援の大半は、輸出金融とインフラへの融資(利子はほとんどないか、全くない)の形を取る。迅速で、融通が利き、条件もほとんどない。

IMFの試算によると、サブサハラ(サハラ砂漠以南)諸国の対外債務のうち、中国が占める割合は05年の2%から12年は約15%に急増している。

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