トランプの対中制裁関税第3弾、「負のブーメラン」が本丸の自動車へ

<中国製の自動車部品に関税をかければ、アメリカの自動車価格がどれだけ上がるか予想もつかない。自動車産業「負のスパイラル」が始まるおそれも>

トランプ政権が9月24日に対中制裁第3弾を発動すれば、アメリカの消費者が購入する自動車の価格が上がるとアナリストが警告する。トランプはすでに500憶ドル相当の中国製品に追加関税をかけているが、次は2000億ドル規模の中国製品に追加関税が行われ、日用品や自動車部品も対象になる。

アナリストらは、新車購入を検討している人は、年内に買ったほうがいいと忠告。追加関税で米自動車業界の「負のスパイラル」が始まるおそれもあると警鐘を鳴らしている。タイヤからブレーキパッド、エンジン、バッテリーまで、あらゆる部品に10%の関税がかかれば、自動車の価格がどの程度上がるか予想もつかない。ただ、価格上昇が避けられないことは確かだ。

「自動車産業は『もう勘弁してくれ』と叫びたいはずだ」と、自動車メーカーとサプライヤーの顧問を務めるエコノミストのジョン・ガブリエルセンは9月18日にデトロイトの新聞に語った。

「この決定に希望を持てと言われても無理だ」と、自動車研究センター(ミシガン州)のクリスティン・ジチェクは言う。「(中国製品に)関税を課せば、アメリカの消費者にツケが回る。あらゆるコストが上がるため、価格への転嫁は避けられず、販売は落ち込むだろう。

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