サウジ、トランプに逆らう石油減産で対米関係悪化

<対イラン制裁発動後の原油価格が反落するなか、サウジアラビアは石油産出量を削減する方針を発表。原油高を批判してきたトランプと衝突か>

ドナルド・トランプ米大統領の警告にもかかわらず、サウジアラビアのハリド・ファリハ石油相は11月12日、石油生産を減らす方針を発表した。

アメリカは11月5日からイラン産原油の禁輸制裁を再開したが、これまでイラン原油を大量に輸入していた国には一時的な適用除外を認めている。ファリハはこの点に触れ、「予想されたほど市場への原油供給は減っていない」と述べた。そして現在、石油の供給過剰で価格が下落しているため、市場を安定させるために生産量を抑制すると語った。

トランプは12日のツイートで、この発表を批判した。「願わくば、サウジアラビアやOPECには原油生産を削減してほしくない。供給量からすれば、石油価格はもっと下落するはずだ!」

トランプは以前から、OPECと原油価格に対するその支配力に不満を示してきた。今年7月にはOPECを「独占組織」と呼び、ツイッターでこう警告した。「ガソリンの価格が上昇しているのに、彼らはほとんど役に立っていない。それどころか、アメリカは多くのOPEC加盟国をほとんど無料で守っているのに、連中は原油価格を釣り上げている。われわれの関係は、互恵的でなければならない」

OPECは世界の主要産油国が加盟する組織で、原油生産に関する決定は、世界の原油価格を左右する。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)