ファーウェイ事件で、米中ビジネス幹部の出張キャンセル急増「次は自分かも」

<中国フアーウェイCFOがアメリカの指示で逮捕されるという仰天事件の後、不安に捉われる米中エグゼクティブ>

米中貿易戦争を背景に華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟(マン・ワンジョウ)CFO(最高財務責任者)が、アメリカの指示によってカナダのバンクーバーで逮捕されたことを受け、アメリカと中国の企業幹部は、自分たちの逮捕を恐れて、相手国への出張旅行を相次ぎキャンセルしているという。複数のコンサルティング会社が12月11日に明らかにした。

香港を拠点とするセキュリティコンサルティング会社A2グローバル・リスクのマネージング・ディレクターを務めるブラッドリー・アレンによれば、先週末にかけて出張のキャンセルが急増したという。そのほとんどは、孟逮捕後、報復で中国当局に逮捕されることを懸念したアメリカ人だ。

マーケティングコンサルティング会社CMRチャイナのマネージング・ディレクターを務めるショーン・レインによれば、「日経アジアンレビュー」に対し、アメリカ企業の幹部の多くは中国が孟逮捕に対する報復をしてくることを恐れているという。

「カナダでファーウェイの孟晩舟が逮捕されて以降、上級幹部が出張中に遭遇しうるトラブルについて、アメリカ企業からの問い合わせが急増している」と、香港の政治リスクコンサルティング会社スティーブ・ビッカーズ・アンド・アソシエーツ(SVA)のスティーブ・ビッカーズCEO(最高経営責任者)は言う。

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