英国の科学誌『Nature』が選ぶ「今年の10人」に吉川真准教授 「はやぶさ」に携わる

記事まとめ

  • 英国の科学誌『Nature』はその年の科学界を代表する10人を選ぶ「Nature's 10」を発表
  • Natureは10人のひとりに宇宙航空研究開発機構(JAXA)の吉川真准教授を選んだ
  • 吉川氏は"小惑星ハンター"として探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」ミッションに従事

『Nature』が選ぶ「今年の10人」に、「はやぶさ2」の吉川真准教授

英国の科学誌『Nature』は2018年12月18日、その年の科学界を代表する10人を選ぶ「Nature's 10」のひとりに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の吉川真(よしかわ・まこと)准教授を選んだと発表した(参考)。

吉川さんは長年、小惑星などの軌道の研究や、小惑星探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」のミッションに従事。そうした長年の"小惑星ハンター(Asteroid hunter)"としての功績が認められた。

"小惑星ハンター(Asteroid hunter)" 吉川真さん

吉川真さんは、1962年生まれの56歳。通信総合研究所(現在の情報通信研究機構)で、人工衛星やスペースデブリの軌道などの研究をしたのち、旧宇宙科学研究所(現在のJAXA宇宙科学研究所)に移った。

そして、人工衛星や惑星探査機の軌道決定に関する研究に従事し、これまで火星探査機「のぞみ」、小惑星探査機「はやぶさ」などのミッションに関わってきた。

また、太陽系の小惑星や彗星といった小天体の軌道が、他の惑星の重力などの影響でどのように変化するかといった、「軌道進化」と呼ばれる分野の研究にも従事。その実績から、「はやぶさ」ではサイエンス側の取りまとめ役を担ったほか、現在小惑星「リュウグウ」を探査している「はやぶさ2」では、計画立ち上げ時のチーム・リーダー、のちにプロジェクト・マネジャーも務めた。

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