仕事を奪うAIと、予想外の仕事を創り出すAI

<技術の進歩という革命を悲観することはない。トラック運転手からウエーター、数学者、医師まで、作業の「ロボット化」は多くの人から仕事を奪うが、多くの可能性ももたらす>



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(この記事は「世界経済入門2019」の1記事)

先の戦争に学び次の戦争に備える。碁や将棋の世界では既に人工知能(AI)ソフトが名人級の棋士を次々と破っている。でも、人間の棋士が失業したという話は聞かない。なぜだろう?

AI棋士が今よりも賢くなるには、人間の棋士から学び続ける必要があるからだ。そうであれば、AIが私たちの雇用を奪うというのは取り越し苦労にすぎず、むしろ今までとは違う雇用を生み出してくれると期待していいのかもしれない。

実際、今や世界の先端企業はこぞってAIの開発に取り組んでいる。IBMは「ワトソン」の開発に10億ドルを投じ、アマゾン・ドットコムはAIアシスタントの「アレクサ」に期待をかけ、アップルも「Siri(シリ)」で対抗。

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