ベネズエラの独裁者が米国民に直訴「トランプに攻撃させないで」

<ベネズエラに対する軍事力行使も検討しているとされるトランプ米政権に対し、マドゥロ大統領が恥も外聞も捨てアピール>

ドナルド・トランプ米大統領が中米で戦争を始めるのを止めてほしい──大統領選の不正疑惑でベネズエラが政治危機に陥るなか、2期目の就任を宣言したニコラス・マドゥロはビデオメッセージで「アメリカの国民」にそう訴えた。

1月30日にフェイスブックの自身のアカウントに投稿した動画で、マドゥロは自分を悪者扱いしているメディアを信用するな、とアメリカ人に警告。

「ベネズエラで起きているのは『政権転覆』」の試みで、その背後でクーデーターを「仕掛け、資金を出し、積極的に支援したのはドナルド・トランプ政権にほかならない」という。



昨年大統領選が行われたベネズエラでは1月10日、「勝利」したマドゥロが2期目の大統領就任式に臨んだが、経済を破綻させ、選挙で不正を行い、数々の人権抑圧を行ったとされるマドゥロ政権に国民の怒りが爆発。各地で抗議デモが頻発するなか、野党指導者のフアン・グアイド国会議長が1月23日、暫定大統領への就任を宣言した。米政府はグアイドを承認し、マドゥロ退陣を求めて圧力を強めている。これに反発したマドゥロは、ベネズエラでも、イラクやリビア、ベトナム戦争のような軍事紛争が起きるとアメリカ人に警告した。

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