仏イエローベスト運動も侵食し始めた反ユダヤ主義

<ユダヤ人墓地の墓石やホロコースト・サバイバーの肖像をカギ十字で汚すなどの攻撃が毎日のように続くフランス。反ユダヤ主義が全土に「毒のように」広がっている>

フランスで相次ぐ反ユダヤ主義的な行為に抗議するデモが行われ、数千人が参加した。デモの数時間前にもユダヤ人墓地で90基を超える墓石にナチス・ドイツを象徴するカギ十字が落書されるという事件が起きていた。こうした行為を非難し、国内のユダヤ人コミュニティを支援しようという気運が高まっている。

被害にあったフランス東部の墓地を2月19日に訪問したエマニュエル・マクロン大統領は「こんなことをした連中はフランス共和国にふさわしくない。罰を受けるだろう」と語り、さらに「私たちは行動を起こし、法律を適用し、犯人を処罰する」と約束した。

ガーディアン紙によれば、エドゥアール・フィリップ首相をはじめ閣僚や政治家も抗議デモに参加、反ユダヤ主義がフランス全土に「毒のように広がっている」と警告した。マクロンはフランスのホロコースト記念館を訪問し、黙とうを捧げることになっている。フランスに住むユダヤ人の数は、イスラエルとアメリカに続いて、世界で3番目に多い。

イエローベスト運動も関係か

フランスではここ2週間というものほぼ毎日、反ユダヤ主義的な攻撃が行われている。

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