ジャカルタで圧力鍋使用の自爆テロ  不安と衝撃の中で断食月近づく

<キリスト教祭日の前夜に、男2人が自爆テロ。2日後のイスラム教の断食(プアサ)へ向けて緊迫した捜査が続く>

インドネシアの首都ジャカルタ東部で24日夜、2度の爆発があり警察官3人が死亡、市民ら10人が重軽傷を負う事件が起きた。国家警察は目撃者の情報や現場の状況から、2人の男性がそれぞれ自爆した自爆テロ事件と断定、実行犯の身元と背後関係を鋭意捜査している。

自爆テロがあったのは、ジャカルタ東部カンプン・マラユ地区の公共バス停車場付近、24日午後9時から9時5分にかけて、停車場のトイレ付近と隣接するバイクの駐車場で相次いで爆発音が鳴り響き、煙が上がった。

現場では27日から始まると見込まれるイスラム教の断食(プアサ)を前にイスラム教徒らによる祭りの行進が行われており、その沿道警備にあたっていた警察官3人が巻き添えで死亡、警察官5人とバイクタクシー運転手、露天商など5人の一般市民が負傷して近くの病院で手当てを受けている。

中部ジャカルタのスラカルタに滞在していたジョコ・ウィドド大統領は25日夜にはジャカルタに戻り、犠牲者の家族や入院中の負傷者と面会する。

ジョコ大統領は自爆テロの発生を受けて「深い悲しみと憤りを覚える。特に職務遂行中に殉じた警察官には敬意と弔意を表する」とのコメントを発表した。

【参考記事】インドネシアのイスラム教徒数万人がデモ ジャカルタ知事の辞任を要求

爆弾は圧力釜使用か

国家警察と対テロ捜査隊によると、2人の自爆犯の遺体はバラバラになったものの頭部が残されており「身元特定は可能」としている。

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