トランプがドゥテルテに明かした、北朝鮮核ミサイル開発への本音

<最近明らかになったトランプとドゥテルテの電話会談の中身からは、北朝鮮がいずれ核兵器を保有するだろうとアメリカが見越していると同時に、まだ切迫した危機感を持っていないことが窺える>

北朝鮮は5月29日の午前5時40分ごろ、北朝鮮東岸のウォンサン付近から短距離ミサイル「スカッド」と見られるミサイルを発射した。ミサイルは6分ほど飛行した後に、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したようだ。

今回のミサイル発射は、先進7カ国首脳会議(G7サミット)が終了し、北朝鮮問題について首脳宣言で「新たな段階の脅威」と明記したすぐ後のことだった。毎度のことだが、国際的な動きの後にミサイル発射などで世界の出方を探る行動と見ていいだろう。

日本政府は激しく反発しているが、ドナルド・トランプ米大統領は、ミサイル発射のすぐ後から何度かツイートをアップしているものの、北朝鮮問題に一切触れていない。

トランプは初外遊となる中東や欧州を9日間で回り、G7を終えて5月27日の夜にアメリカへ帰国したばかりだ。大きな失態なく帰国したトランプだが、実は外遊に出る前に、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と電話会談を行ったことがニュースになっていた。

というのも、ドゥテルテはその言動で「フィリピンのトランプ」などと揶揄されたこともあり、麻薬戦争で超法規的に殺人を行なっているとして国際的な批判を受けているからだ。

1 2 3 4 次へ

関連記事(外部サイト)