アジアにも及んだカタール断交の圧力

<カタールと断交したサウジアラビアがパキスタンに対し、どちらの味方かはっきりするよう迫った。だがパキスタンにとって、カタールの孤立は他人事ではない>

サウジアラビアなどが隣国カタールと断交した問題で、南アジアのイスラム教国パキスタンが、どちらの味方かはっきりせよとサウジアラビアに迫られている。パキスタンは今のところ巻き込まれたくないと考えているが、いつまでも中立ではいられないかもしれない。

報道によれば、先週月曜にサウジアラビアのサルマン国王とパキスタンのナワズ・シャリフ首相がサウジアラビア南西部のジッダで会談した際、サルマンはシャリフに対し、サウジアラビアかカタールのどちらか1つを選択するよう最後通告を突きつけたという。

中東アラブ諸国は今、大きな外交危機に直面している。先月ドナルド・トランプがサウジアラビアを訪問した直後、サウジアラビアはバーレーンやエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)とともにカタールと断交した。カタールが中東でのテロを支援しているという理由からだ。サウジアラビアはそれ以降、小国カタールを孤立させるために他のイスラム諸国を仲間に引き入れ、執拗にカタール包囲網を築こうとしている。

不安になるパキスタン

湾岸諸国の間で起きた今回の危機は、当事国以外の多くの国を巻き込んできている。サウジアラビアがカタールの唯一の陸路である国境を封鎖し、食料や水の確保が難しくなると、すかさずサウジアラビアの仇敵イランが支援に乗り出した。

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