エリザベス女王、最長在位の秘訣は食にあり(チョコは別腹)

タマネギも同様の考えからだ。

【参考記事】英女王「死去」の符牒は「ロンドン橋が落ちた」

野菜の多用は女王の指示

現在、バッキンガム宮殿の厨房を仕切る料理長はマーク・フラナガン氏。12年5月、エリザベス女王の即位60年を祝う昼食会がロンドン郊外のウィンザー城で開かれた際の料理もフラナガン氏が担当した。この時天皇、皇后両陛下も出席した。次のような内容だった。

半熟卵にアスパラガス
ウィンザー地方の仔羊、ポテト、アーティチョーク、エンドウ、ニンジンと共に

トマトとバジルのサラダ
ケント産のイチゴとバニラのケーキ、果物を添えて

料理に野菜が多く使われているのも女王の指示である。日常食ではポテトを食べない女王でも、こういう時は口にするのだろう。

この食事会では広間に12人掛けの丸テーブルが幾つも配置され、それぞれのテーブルに各国の君主・王族のカップルとホストの英王族が座った。

天皇、皇后両陛下はエリザベス女王、夫君フィリップ殿下と同じメインのテーブルで、天皇は女王の左隣という2番目の上席を与えられた。女王の右手の最上席はスウェーデンのカール16世グスタフ国王が占めた。皇后はその国王の右隣の席だった。

女王が皇室よりも行き来があり、縁戚関係もある欧州の王室を差し置いて両陛下を上席に着けたところに、女王の心配りと共に、両陛下に対する親愛の情が伝わってくる。

両陛下そろっての訪英はこれが7回目だったが、振り返れば陛下にとって退位前にエリザベス女王と会う最後の機会だったとなるのではないだろうか。

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