ドゥテルテ比大統領就任1年で最大の試練、 ISとの戦闘に健康不安説も

<1週間「行方不明」だったドゥテルテ大統領は公の場に復帰したが、ミンダナオの武装勢力との戦いに終わりは見えない>

フィリピンのドゥテルテ大統領6月30日で大統領就任1年を迎えるが、南部ミンダナオ島で続く武装テロ組織「イスラム国(ISIS)」系武装勢力との戦闘が5月23日の戒厳令施行から約1カ月にも関わらず膠着状態に陥っており、政権として最大の試練に直面している。

そんな中6月になってから約1週間も公の場に姿を見せないなど、就任直後から精力的に行動してきたドゥテルテ大統領に健康不安説も持ち上がった。かつてオバマ米大統領に対し「地獄に落ちろ」と罵るなど代名詞にもなっていた暴言も最近は極めて控え目で「ドゥテルテ大統領らしくなくなった」との声が出る一方、「ようやく大統領としての自認と自覚がでてきた」との見方も。

就任1年を前にしたドゥテルテ大統領の最近を分析してみる。

独立記念日式典欠席で憶測

6月12日のフィリピン独立記念日の記念式典がマニラのリサール公園で行われたが、この国家的重要行事にドゥテルテ大統領は欠席した。南部ミンダナオ島南ラナオ州マラウィで続く武装勢力との戦闘に携わる国軍との連絡調整、部隊兵士の激励などでドゥテルテ大統領はマニラの大統領宮殿を留守にすることが多いことから「治安問題を優先した結果」と欠席の理由は説明された。

【参考記事】フィリピンが東南アジアにおけるISISの拠点になる?

しかしその後も公の席で姿が確認されず動静がぱったりと絶えた。

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