「お金のために働くな」とファンドマネージャーは言った

100年続くものを作るためには枠組みを残すことしかないと思っています。

そういう意味で、今私が力を入れているのは教育です。自分の後継者をつくることにもなるし、いい会社をふやすことにもつながるからです。

2016年3月まで横浜国立大学で社会的起業論の講義を受け持って、社会起業家の育成に取り組みました。それは投資先をつくるためでもあるし、社会的企業でもある鎌倉投信の社員にいずれなってくれるかもしれない人を育てるためでもあります。一人ひとりの力で社会をよくしていこうという考えは青臭いかもしれません。でも、そういう価値観を若者の中に醸成していかなければいけないと思っています。

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「いい会社」の隣に「いいNPO」を選定する

鎌倉投信の今後の展開としては2つの方向性を考えています。

1つは「いい会社」と同じような「いいNPO」を選定することです。鎌倉投信を利用してくださる投資家の6割は積み立てなので、長期的に残高が増えていくと見込まれます。そこで出た鎌倉投信の利益は、創業時から決めている通り一定割合を寄付するわけで、その寄付先を決める必要があるからです。このNPOはちゃんとしているから寄付に値しますと、しっかり鎌倉投信の株主や「結い 2101」の受益者に説明できるような準備を始めるということです。

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