都政と国政の混同で、東京は選択機会を逸した

<首都・東京がどれだけ重要な票田でも、地方選挙の都議会選の結果で国政を論じるのは筋違い>

首都の地方選挙が、そこが首都だからといって国政の象徴になるのは筋が違います。確かに、党派別の勢いについて最新のデータにはなるのですが、それでも東京の選挙区の動向だけです。国政選挙の場合は東京以外に9000万人余の有権者が存在することを考えると、今回の都議選の結果で国政を論じるのは全くの飛躍だと思います。

見方を変えてみればどうでしょう? 東京の票が国政を左右するのではなく、東京という地方の政策を決定すべき都議選で、東京は東京の問題が決められなかった、そう考えることもできます。

東京には大きな課題が3つあると思います。

【参考記事】大阪と東京に生まれた地域政党の必然と限界

1つ目は人口の問題です。雇用と大学が東京に一極集中する中で、全国から若者人口を現在でも「吸引し続けている」わけですが、この異常な状態を続けるのか、少なくとも抑制するのかという問題は東京が選択していかなくてはならないと思います。

2つ目は、東京が近い将来に単身の高齢世帯を支えていかなくてはならないという問題です。2035年頃から財政負担も重くなるという試算がある中で、今からその備えをしなくてはなりません。その備えについて、東京を縮小し、コストカットしていくのか、それともより経済を成長させるのかという問題は、今この時に選択しておく必要があると思います。

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