揺れる欧州夏の音楽祭──スウェーデンで性暴力多発、ドイツでテロと間違い全員避難

ヨーロッパの夏は野外音楽祭が盛んだ。毎年各国で大小さまざまなジャンルのコンサートやフェスティバルが催されるが、昨今ではテロや性暴力の深刻化により、そのヨーロッパの夏の楽しみのあり方が揺れている。

スウェーデン最大のフェスティバルは来年中止に

スウェーデンではここ数年、各種音楽祭での性暴力が頻発し、なかなか改善されない状況に国民が不満をつのらせている。 ガーディアンによると、2014年と15年にはストックホルムの音楽祭で発生した移民の若者たちによる性犯罪についての情報をすべて公開しなかったことで警察が糾弾された。

毎年何千人もの参加者が訪れるスウェーデン最大の音楽祭であるブラヴァラ音楽祭では昨年、4日間の開催中に5人の女性がレイプの犠牲になったにもかかわらず、6月28日から7月1日に開催された今年の音楽祭でまたもやレイプ4件、性的暴行23件の被害が報告され、ついに2018年の開催中止が主催者により発表された。

スウェーデンのステファン・ロベーン首相は、今後このようなイベントでの監視体制を強化することを政府と警察とで協議していると述べた。

ドイツではスペルミスが一大事に

昨年7月14 日にフランスのニースでトラックテロ事件が起こったあと、ドイツでは18日にバイエルン州北部のローカル線の電車内で移民の少年が斧で乗客を切りつけ、その直後の22日にはミュンヘンのオリンピアショッピングセンターで銃乱射事件が起こったことから、バイエルン州での各種イベントの中止が相次いだ。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)