トランプ長男のロシア問題は、なぜ深刻なのか?

<大統領選前にロシア人弁護士と面会していたトランプの長男ドン・ジュニア。ロシアの選挙介入を共謀していたことが立証されれば大変な事態に>

トランプ政権とその周囲がロシアと不適切な関係にあるという疑惑は、「ロシアゲート」と呼ばれ、現在はFBI並びに特別検察官による捜査が続いていました。その内容は、これまでは大きく分けて次の2つの疑惑が中心でした。

(1)トランプの選対本部長だったポール・マナフォート、安全保障補佐官だったマイケル・フリンの両名が、ロシア当局並びにその関係者の影響下にあり、金銭的にも不適切な関係があったという容疑。

(2)ロシア政府および諜報機関等が、自分たちに厳しく敵対しているヒラリー・クリントン候補が大統領に就任するのを妨害するために、2016年11月の大統領選に際してサイバー攻撃などの手段で選挙結果を歪めようとしたという疑惑。

この2つの問題は、基本的に別の問題です。ですが、仮にこの疑惑が一つのストーリーとして「一本につながる」ことになる、つまり「ロシアはトランプ政権の成立を望み、トランプ陣営は選挙戦勝利のためにロシアの諜報機関の工作を歓迎し、両者が何らかの連携をしていた」ということが立証できれば、大変なことになるわけです。

【参考記事】トランプ長男、ロシア疑惑の動かぬ証拠を自らツイート

そうなれば「大統領選が外国勢力によって歪められ、アメリカの民主主義が傷つけられた」ということになり、トランプ大統領は弾劾され、関係者の多くは有罪となって刑事罰を受けることになります。

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