南シナ海の一部海域に独自の新名称 インドネシアが中国に対抗

インドネシア政府は7月14日、中国が権益を一方的に主張している南シナ海の南端部分にあたる海域に「北ナトゥナ海」という独自の呼称をつけ、自国の権益が及ぶ海域であることを内外に示した。中国は南シナ海の大半に「九段線」という海域を示して一方的に自国の権益を主張。これがフィリピンやマレーシア、ベトナムなど周辺諸国との領有権争いや資源の管轄権争い、安全保障上の問題にまで発展し、国際的にも非難を浴びている。

この南シナ海の南端部にはインドネシア領のリアウ諸島州ナトゥナ諸島があり、「九段線」の海域はその一部がナトゥナ諸島北部に広がるインドネシアの「排他的経済水域(EEZ)」と重複している。このEEZの範囲を含めた海域を今回インドネシア政府は「北ナトゥナ海」と正式に呼称すると発表し、国際水路機関(IHO)に正式名称としての登録を申請する方針を示したのだ。

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会見したインドネシアの海事調整省はすでに「北ナトゥナ海」という名称が入った新たな地図を作製したことも明らかにした。

同海域は海底に石油や天然ガスなどの資源が確認されているほか豊かな漁場としても知られ、中国をはじめベトナム、タイなどの漁船によるインドネシアEEZ内での違法操業が絶えず、インドネシア海軍、海上警察などが取り締まりを強化している。拿捕した一部漁船を見せしめのために無人にした上で海上において爆破処理するデモンストレーションを行ったこともある。

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